Audi R8 5.2 FSI quattro

午後の講義の後にアウディ北九州に行った。
理由はV10のR8に乗るためである。
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Canon IXY10

TTでひとっ走りしてアウディに到着した。いつものショールーム内には沢山のアウディが鎮座していた。一際目立ったのはパパイヤイエローのTT-Sだ。懐が温ければ、一番乗りたいアウディではある。
R10試乗の順番がくるまで、暫し歓談。近所の突然閉鎖した某ディーラーの話になった。僕も一度ディーラーの閉鎖で痛い目にあったので、ユーザーの方々の不安は良く解る。

順番が来るまでの間に、最近出てばかりのSUVのQ5に乗った。これはA4クワトロベースのモデルであるが、この印象は後で・・・・。

さあ、僕の順番が来た。
試乗の前にR8 5.2 FSI quattroのスペックをおさらいしよう。

R8 5.2FSIquattroには排気量5.2Lの直噴エンジンが搭載されている。この5.2LのV10ユニットは、最高出力525ps/8000rpm、最大トルク54.0kgm/6500rpmもある。トランスミッションは、V8モデル同様に、2ペダルMTである6段Rトロニックである。0-100km/hは3.9秒とは凄いよね。

ということで、ドアを開けてみよう。



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インテリアは一部カーボン製のところもあるが、際だって尖ったところもなく、普通のインテリである。アウディのインテリアはシンプルで好ましいと言えば聞こえが良いが、このR8は2,000万円近くするクルマだから、もう一ひねりあっても良いような気がする。

車高は低いくサイドシルもかなり低めだがドアが大きく開くので、乗り降りに不自由はない。シートは普通のレザーシートで、A4RSのようなオーバーな演出はない。ポジションは自然で、ステアリングの位置も一発で決まった。
エンジンスタート。最近のモデルのようにプッシュボタンではなく、キーを突っ込み捻ってエンジンスタートである。V10 5.2Lエンジンは一発で始動。エンジン音はやや大きめで、ラフな印象を持った。V8のR8の方が良い音をしたような気もするが、2年前だから確かではない。

Rトロニックのセレクターを左に倒し、ギアをAポジションに入れる。
V8モデルのRトロニックは停止から発進までのマナーが最悪で、まるで走らないか、前のクルマに突っ込みそうなくらい唐突なつながりをしたので、発進にはとても気を遣った記憶がある。
ところが2年経って熟成も進んだのか、非常にスムーズで、ごく普通のアクセルワークで走り出す事ができた。渋滞の中でも全く不自由はなく、これなら通勤に使えると思った。

高速道路に入る時に0-100km/hが3.9秒というを試してみたが確かに速い。高速道路の制限速度内では当然つまんなくて、欠伸が出るほどである。
しかし、2年前のV8モデルに乗った時の印象とは随分違っていた。
まず、乗り心地が良いのである。路面の継ぎ目からくるショックも柔らかく、フラットなのであるが、何か据わりが悪い様なそんな印象を持った。
V8モデルは全くフラットで、乗り味は更に硬く忠実に地面の状況を伝えてきたような記憶がある。
ステアリングはクイックでシャープであるが、中立位置での感覚がルーズで、少しくらい(普通のクルマに比べたらごく僅かだけど)ステアリングを動かしても直進性に変化はなく、V8はもっと敏感に反応した記憶がある。
アクセルを踏み込むと信じられない様な加速があるが、夕方の交通量の多い高速では危険なので。中速域の加速を一瞬経験しただけに留まった。

V10 R8の印象はこれだけである。
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2年前に乗ったV8モデルの方が過激で、僕のような下手ッぴの手に余るスポーツカーであったが、2年間の間に随分マイルドなセッティングに変更になったのだろう。明らかにこのV10のモデルの方が普通で乗りやすいクルマになっていると思う。

もし2年前に乗ったV8に乗るならミッションはマニュアルの方が絶対に良いと思ったが、今日乗ったV10モデルならRトロニックでも良いと思ってしまった。
まあ、どちらにしてもまるで縁のないクルマではあるが、今回もとても貴重な経験をさせていただいた。
V8 R8のインプレッションはここ。
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つなぎの方はサービスのT田さん、頼りにしてます。

おまけとしてアウディQ5のインプレッションなども。
乗ったのは下のグレードの2.0FSIターボモデル。Q5はA4 ベースのSUVでBMW X3等がライバルだ。
試乗したのはS-lineで太いタイヤや専用の足回りやエアロパーツが装備されたモデルであった。
乗り込むと全高が高いので、視界が良く実に運転しやすかった。発進時は2.0ターボなので、一瞬もたつく感じはあるが、7速のSトロニックは元気よくQ5を走らせてくれた。この走りなら2.0ターボで充分。先日乗ったV63.2のA4アヴァントよりかちっと回る感じがして、印象も良かった。
走り始めてまず最初に感じたのはボディ剛性の高さ。A4はこの辺りが少しルーズで大きなギャップを越えるとボディの緩さを感じた場面があったが、オフロード相応も考慮してか、Q5のボディの硬さは尋常ではなかった。アウディの中で最もボディ剛性が高いのではと思ってしまった。
足回りもS-lineで太いタイヤを履いているにもかかわらず、とてもしなやかで乗り心地が良かった。ただ、不整な路面を越えるときに太いタイヤによるバネ下の重さというかバタつきを感じることもあったが、我慢できる範囲であった。これ以前乗ったTT quattroのS-lineでも同様の印象を持ったので、最近のアウデイの足回り好いなと感じてしまった。
総合的にみてやや大振りな点をを除けば、Q5はとても良いクルマであると断言しても良さ媼感じであった。
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いつものように帰り道では、まだこのTTで好いや・・・と言う気持であった。
色々言っても僕のTTのスタイルは未だに素晴らしいと思うからである。
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by acielmd | 2009-06-25 20:38 | 自動車 | Comments(0)

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