AF Nikkor 50mm F1.8D

今朝は雲の多い晴れ。
湿度が高いので不快感が強い。さらに曇り空というのは憂鬱な気分を増長する。
お供はD90にAF50/1.8Dにした。
APS-Cでは1.5倍の75ミリの中望遠になる。ちょうど注視したくらいの感じなので、ちょっとアップをという撮影には有効であるが、50ミリ本来の万能性という点からすると不満も出てくる。
現在手持ちのAFの50ミリはこのレンズと普通の50/1.4と新型の50/1.4である。3本のうち、このAF50/1.8Dは小型軽量で光学性能も良く、且つ安価なレンズとという評価をしている。
このレンズは酷く安普請ではあるが、新しいDX35/1.8Gよりはマシである。あれには距離目盛りすらない。AFはボディ駆動なのでピントリングがぐるぐる回るが、SWMの50/1.4Gより早くAFは駆動する。
標準レンズのような小型のレンズは別にSWMなど積む必要は無いと僕は考えている。AFの常時マニュアル機能にしても僕はほとんど使うことはない。僕の逝かれた目よりカメラのAFの方が遥かに正確である。強いて言えば、グルグル回るピントリングであるが、慣れれば別に問題は無い。

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Nikon D90 AF Nikkor 50mm F1.8D F7.1ISO200 NX2
カメラ任せのプログラムオートなので、かなり絞り込んでいるのもあるが、隅々まで気持ちの描写をしている。まあ、F1.8程度の開放F値であるから、レンズ設計に無理があるはず無く、写りは良くて当たり前である。D90はボディ駆動機能があるので、古くからあるAFレンズが使えるので、こういったときには便利が良い。





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Nikon D90 AF Nikkor 50mm F1.8D F51ISO200 NX2

このレンズの歴史は古く、最初の登場はニコンF3やEMの登場前後まで遡る事になる。
名レンズ「ゴジュウのエフニ」の後継レンズとして発売され、ほんの短期間であるが、普通の鏡胴の時代があり、その後はEMに合わせたパンンケーキ型の鏡胴に変更され、ずっとAiレンズとして生産されていた。
その後AFニッコールの登場とともにAF化され、鏡胴の再設計を受け、現行のNewタイプになっている。
以前、D3でAi時代のパンケーキ型のレンズと比較してみたが、その描写にはほとんど差がなかった。

最近は他のレンズが充実してきたので、滅多に使わないレンズになってしまったが、D3の撮影のときに邪魔にならないので、バッグの隅に放り込んでおくには丁度良いレンズである。

今夜はN松先生との会合がある。
Commented by monopod at 2009-08-06 03:33
古い50mmF1.8活用されているのですね。
価格や世間の評価にとらわれることなく、長年のカメラ道楽から培った価値観に基づく機材選択、なんとも勉強になります。
以前の趣味の釣りでは時間と金を使い、相当心眼を磨いたつもりですが
デジタルカメラは何をもってスタンダードしていかわからぬままに
どこまでも流されていきそうです…とほほ。。
Commented by acielmd at 2009-08-06 09:10
monopodさん、こんにちは。
昔は色々こだわりがあったのです、これでも・・・。
ですが、歳を取るとこだわりがなくなり、細かい事は気にならなくなりました(^^:)
デジタルカメラは難しいです。カメラの基本機能の他に写りまで一緒に評価するのですから余計に厄介です。
Commented by 琥珀亭 at 2009-08-06 12:14 x
acielmdさんは相当な授業料を払った結果、今の達観した高みに辿り着かれたかと想像します。
私はまだまだ煩悩が多くて・・・・・・・
Commented by acielmd at 2009-08-06 22:45
琥珀亭さん、こんばんは。
そうですね。でも最近、授業料が準備できなくなっていますので、我慢が必要なことも原因の一つではないかと考えています(^^;)
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by acielmd | 2009-08-04 11:47 | Comments(4)

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